窩頭
窩頭(wotou)を作った。
トウモロコシの粉を水でこねて親指で中心をくぼませる。ちょうどお裁縫道具の指貫のような形状。
これを蒸し器で蒸すと固まってもっちりとしたトウモロコシの蒸しパンになる。(パンとはいわないなぁ、もっと生地がぎっしり詰まってる感じ)
ちょっと重いので今日はセロリの葉っぱとちょっとだけ小麦粉、ひとつまみのお塩を加えてみた。
トウモロコシは昔から中国東北地方での主食。
大連の田舎料理ではトウモロコシの粉で作ったパンケーキ(甘くない)なんかもよく見かけた。
今では市販のパンが多く出回って食べることも減ったようだけど、貧しかった昔を懐かしんでわざわざ窩頭を作る老人も少なくないらしい。
レストランでは小さく可愛い三角の窩頭が主食メニューにあることも。
知り合いの農家から出来立てのトウモロコシの粉をもらったので、見よう見まねで作るようになった。
でも、けっして現代の食生活にとって美味しいものではないかも。
スイートコーンが普通だと思っていたから、水分の少ないもっちり系のコーンは重くて苦手だった。
動物の飼料のようだと。
最近になってやっと甘くないこういった穀物系の味わいに慣れてきたみたい。
中国では日々の主食をいろいろ変えると腸の働きがよくなると言われる。酸性・アルカリ性食品、陰陽、身体を冷やす食物・温める食物などなど‥‥難しいことはわからないが。
炊き立ての白いご飯が大好きな自分は二日ご飯を食べないとダメ。
でも、ここでは水もお米も違うから日本の白いご飯の味わいは求められない。だったら、せっかく中国にいるのでこの際いろいろな穀物を積極的に食べようと思っている。
多分これだと思いますが、食べたことあります。
ちょっと『もそっ』としているヤツですか?
最初の一口はおいしくないけど、噛み締めていると、なんとも言えないよい感じのほのかな『甘み』を感じ、「大地とお日様を頂いている!!」と感動を覚えました。
たぶん、あれはWOUTOUだったと思うんですが・・・。
by なすが桃 (2012-01-19 14:16)
はお。『もそっ』とします。
以外に噛んでるとほのかな甘みを感じます。
今、その方を温めて噛みながら書いております。
こういう味に慣れてくると、日本から持って来た明太子パスタソースとか食べる気になりません。味覚って不思議です。
by しゃんりぃ (2012-01-19 15:07)
『はい』と書いたつもりが『はお』と書いてしまった。
中華の血、流れ始めてるかも・・・
by しゃんりぃ (2012-01-19 15:19)
明太子パスタソース?!
いけません、こんなときにそんな言葉を投じては。
また、穏やかだった心に波風が立ちました。
まだまだ日本の血が濃いなすです。
中華の血が流れ始めてる・・・。
しゃんりいさんは、中華の血だけじゃないですよー。
いろいろなものとDNA共有してますよ。
木とか花とか、鳥とか、虫とか、大地とか・・・。
すごいですね。
by なすが桃 (2012-01-19 15:29)
私これ大好きですね。
確かに噛んでいると甘みを感じるのが
なんか自分の中で大ヒットしたのを覚えています。
日々の主食をかえると腸の働きが良くなるというのは
初めて聞きました。実践してみよう・・・
by linmei (2012-01-20 10:05)
なすが桃さん
早く人間になりたいものです(笑)。貴女も?
linmeiさん
わたしもこのほのかな甘味が楽しめるようになってきました。
中国って雑穀のバリエが豊富なので主食の種類も確かに多いですよね。
冷え性や血行不良にはとにかく穀類を食べることを薦められます。特に女性にはいいようです。
by しゃんりぃ (2012-01-20 12:58)
とうもろこしの蒸し物?!カタチもカワイイしちょっと美味しそう♪
世界には穀物も多くあり、色々な食べ方もあって、
このトウモロコシの食べ物も初めて見るものです。
私も血中に「お米」を欲求するDNAがすごくあります~
海外旅行も2週間が限度でした。(笑
それと、「めんつゆ」がいきなり欲しくなったりします。
でも、
こうやっていろいろを少しづつ食べることによって、
またそれも刻み込まれていくんでしょうねぇ。
by にこちゃん (2012-01-20 19:09)
にこちゃん
そちらにお邪魔するとあまりの素敵なお料理の写真に感動です。
「めんつゆ」わかります。
めんつゆで釜飯。釜がないので炊き込みご飯ですね。やってみます!
by しゃんりぃ (2012-01-21 01:07)