蘭州ラーメン

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炊けてしまった粟。
日本で暴飲暴食したせいか胃がつかれていて、トロトロの小米(粟)粥を作ろうとしたんだけど・・・水分が??
炊飯器の粥ボタンはどういうこと?

 

 

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初めて自分でゆでた花生。
ゆでたてはほくほくですっごく甘い!

 

 

スーパーのフードコートで熱々の煎餅(卵、テンカス、薬味、お漬物、ソーセージ、辛味噌などのクレープ包み)を
かじっていた。
隣には小さな女の子が蘭州ラーメンのどんぶりをかかえて美味しそうにすすっている。
久しぶりに蘭州ラーメンもいいなぁ~と、奥のラーメンコーナーを振り返り、
次は食べてみようかなぁなんて思いながら煎餅をかじる。一緒に頼んだ豆乳は冷めていてまずい。
以前旅した甘粛省蘭州で、タクシーの運ちゃんに連れて行ってもらった人気ラーメン店の混雑ぶりを思い出す。

と、隣の女の子はもう居ない。こんなに残してもったいない・・ほとんど食べていない。
テーブルにはもう一膳新しい割り箸が置いてある。二人分のお箸‥‥

すると、日に焼けた砂埃をかぶったような男の人が飲み物を二人分もって現れる。
「ここにいた子供は?」とわたにし聞く。「えぇぇ・・わからない。」
慌てた顔をしてきょろきょろしながらどこかへ行ってしまう。
年取って見えるけど、きっとわたしより随分若い父親なのだろうなぁ。

しばらくして、さっきの小さな女の子が(男の人とは反対側から)現れる。顔がゆがんでいる。
隣の席にもどってきて、思わずわたしと目が合う。突然涙ぽろぽろぽろぽろ。。。。
ええええ???
思わず、「さっきお父さんが来て、あなたがいないから探しに行ったのよ。」
女の子、無言で大粒の涙ぽろぽろ。。。。でも、わたしの中国語が聞き取りにくかったのか
大きな目を見開いて身体ごとわたしの方に寄ってくる。でも何もしゃべらず、ただただぽろぽろ。。。。。
焦るわたし。
「大丈夫大丈夫!」「ここにいて」、
「さっきお父さんが来たの。で、あなたがいないから探しに行ったんだけど、すぐに戻ってくるから」
女の子、こらえきれずぐしゃぐしゃの顔になってもう座っていられない。
席を立ってわたしが示す「あっちの方」へ行ってしまう。泣きべそはほとんど泣き声になっている。

ううううぅぅぅぅぅ・・・上着も置いたまま女の子は行ってしまった。
わたしも泣きたい。。。

ドキドキ、ドキドキ、
ドキドキ、ドキドキ、
大丈夫だろうか???

ウズウズしていたら女の子とお父さんが手をつないでもどって来た!
「よかった!!」
お父さんは何度も目でわたしにお礼を言って、
二人は隣に座り、アーイー(オバサン)云々・・と聞こえたからわたしのことも含めて探しに行った経過を話しているみたい。
このスーパーはレジが二階だからお父さんも迷っちゃったのかも。
女の子は再びさめてしまった蘭州ラーメンをすすりだす。

めでたし、めでたし。
上京したばかりっぽい親子。こんな雑多な北京ではぐれちゃったら大変だものね。
オバサンも泣きそうだったよ。

 

 

 

 


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